【第65回&5周年記念例会報告】 2015年11月27日(金)

19:30~21:50
「ぎゃらりぃきのこ」2階

参加者8名(敬称略):
内平圭祐、萬澤隆貴、稲井康之、政氏みか、
前波彩、杉田智史、木多良仁 、他1名(匿名)


1.杉田先生:学級通信「陽」35~36号 中学2年
35号は「準備する力」というタイトルで、期末テストに対する準備について。
36号は「分かりやすい作文」というタイトルで、生徒が書く立志作文に対する指導内容。
作文の書き方としては、「具体的なエピソードをいれる」「主語と述語を対応 させる」「一文を短くする」 ということを指導する内容でした。

2.稲井先生:模擬授業「風船が落ちてきました」小学校
文章の型を入力する授業でした。
「話者の位置は□である。なぜなら~だからだ」
「~ということは・・・ということだ」
極めて知的で楽しい授業でした。
一時に一時を指導され、とても分かりやすいと感じました。

3.内平先生:模擬授業「エネルギー資源」高校2年地理
「エネルギー資源の生産や輸出はどうなっているのか」という課題に対して、
自作プリントと資料集を使った模擬授業をされました。
ただ単に教師が教え込むのではなく、

生徒に調べさせたり、作業をさせる工夫をされていました。
目線が全体に行き届いていて、すばらしいなと思いました。
毎回きちんとした準備をされて模擬授業をされる内平先生のチャレンジ精神に
私はいつも学んでいます。

◆内平先生は「どのようにしたら生徒が熱中するのか」ということを質問されて いました。
一つ本を紹介させてください。
「子どもが燃える授業には法則がある」向山洋一著(明治図書)

アマゾンで購 入できると思います。
第一 頭を働かせる授業
第二 「できない」状態から「できる」状態に挑戦していく授業
第三 ゲーム
第四 自分が考え、自分が創りあげていくもの
第五 やることが、はっきりしていて、しかも「全体が分かる」もの

 

4.萬澤先生:模擬授業「数学のテスト返し」中学2年数学
はじめに、数学MLでの「テスト返し」に関する発信をまとめたものを
文書として提案されました。
そのあと、昨日行われた期末テストの実物問題を用いて、 テスト返しの授業をされました。
間違えた問題を「再テスト用紙」に書き、提出させるという方法に、

なるほどと思いました。
一番間違いの多かった問題については、全体で扱っていました。
萬澤先生の実践の質の高さに、同僚の私はいつも学んでいます。

5.政氏先生:模擬授業「チャンツ」「ナンシーに会いに」中学英語
今回初めてご参加くださいました。
チャンツでは、極めてリズミカルにすぐに使える英会話を楽しく練習できました。
追い読み、交代読み、一人読みが含まれていました。
とても楽しい授業でした。
教科書の「ナンシーに会いに」という単元では、in,under,by,onの使い方を扱いました。
TorFの形式で本文理解を促していました。
模擬授業の中でも、みなさんの名前を呼んでくださいました。
本当にすごいと思いました。
褒め方もとても上手で、ほめられてとっても嬉しくなりました。
声もすばらしいなと思いました。

6.前波先生:資料提案「お手本!英語ノート」中学英語
お手本にしたい生徒のノートをコピーされて、先生のコメント付きで
配布されていました。
前回のお手本プリントからさらに進化されていて、すばらしいと思いました。
たくさんの褒め言葉が散りばめられていました。
私が「カラーコピーで太字のペンでコメントをされると良いかと思います。」
と言ったとき、政氏先生からその実物が出てきたことに大変驚きました。

 
◆今回の例会の中で、

授業の途中で空白ができてしまうことが課題という話題がありました。
これは私にとっても課題です。
私の場合、「シャドウイング」という修業をしています。
向山洋一先生の「大きな数」という算数CD(東京教育技術研究所)を

通勤中の車で流しながら、
向山先生の声のあとに続けて、「まったく同じように」言うようにしています。
このようにするとリズム感が良くなる感じがします。
もし良い修業法がありましたら、また教えてください。


例会終了後は懇親会を行いました。
Mushができて5年経ったことが感慨深かったです。
子どもに「スマホを買って」と言われたらどうする、という話題が面白かったです。


【第64回例会報告】 2015年10月16日(金)

19:30~21:15 「ぎゃらりぃきのこ」2階

参加者8名(敬称略):
内平圭祐、萬澤隆貴、稲井康之、前波彩、
岸名玲叔奈、古野貴大、杉田智史、木多良仁

0.輪読「いじめの構造を破壊せよ」P.132~145
 ある程度人が集まるまで、輪読をしました。
 久々でしたが、今後とも毎回このスタートにしたいと思います。

1.内平先生:模擬授業 高校2年地理Bの導入
 例会参加2回目にして、初模擬授業!しかもコンテンツを準備して!
 本当にすばらしいです。
 Mushを始めた頃の自分にはとてもできませんでした。
 内平先生の、腕を上げようとする意欲の高さに、感銘を受けました。

2.萬澤先生:学級通信「挑」70~77号
          模擬授業「関数y=ax2の値の増減と変域」
 学級通信の号数と、中身の濃さはさすが。着実な実践を重ねていますね!
 そしていつもながら明るさと安定感のある授業。
 先日金沢での谷和樹先生のセミナーでの学び
「教科書に書き込んで授業を作る」を早速適用なさっていました。

3.稲井先生:模擬授業「とる 川崎洋」(国語)
 Mushにいつも大きな刺激を入れて下さる稲井先生。
 今回も安定した教態とリズムの良い音読、発問、指示、評価。
 少しでも多く勉強したい、と来てくださる稲井先生ですが、
 Mushメンバーが多くの勉強をさせていただいています。

4.前波先生:英語科通信「英語の学習」
 校務で作成している教科通信。
 校内で終わらせずにこうしてサークルに持ってきて改善しようという意欲が
 すばらしいです。
 前波先生のために、様々に率直なアドバイスを得られましたね。

5.岸名先生:EMS訓話シート「笑いの効果について」
 勤務校での興味深い取り組みをいつも紹介して下さる岸名先生。
 今回は、授業時の、生徒向けと教師向け両方の資料を提示して下さいました。
 こうした「知」の幅を広げることが、授業や生徒対応の幅を広げることに
 つながります。ありがとうございます。


終了後は懇親会。
楽しくさまざまに語り合いつつ、 教え方セミナー石川中学会場についても扱って、
濃い懇親会となりました。 


【第63回例会報告】2015年9月25日(金)

19:30~21:20「ぎゃらりぃきのこ」2階
参加者7名(敬称略):
稲井康之、本拓也、岸名玲叔奈、杉田智史、前波彩、内平圭祐(初)、木多良仁

1.稲井先生:模擬授業「ころころころ橋」(国語)

話す聞くスキルより『ころころころ橋』を使って、音読の授業。
稲井先生の教態や授業のリズムはいつもながらお手本になる。
また「天井に響くような声」といった指示や、
多彩かつタイミング絶妙な褒め言葉、温かくも妥協のない指導。
本当に勉強になる。
また、他のみなさんへのコメントも冴え渡っていらっしゃった。
いつもMushの学びを深めて下さって、感謝である。

2.本さん:防災出前講座

保護者向けに中学校で行った講座のプレゼンをプリントアウトして持って来られた。
さすがの情報量をお持ちだったが、それをどう「伝える」とよいのか、
参加者からさまざまにアドバイスを差し上げた。
このように、自らの仕事を向上させるため、異業種へ学びに来られる姿勢は、
我々教師も職業人として見習わねばならない。感謝。


3.岸名先生:学校便り

Mushにこれまでも何度も持ってこられた学校通信。
その度に学びを取り入れられ、紙面が進化している。
活動を紹介するのみならず、優れた成果を挙げている個人を取り上げるなど、
紙面に生徒の名前が載っている。
これをさらに様々な角度から多くの生徒が紹介されるようにするとさらによい、
などのアドバイスがあった。


4.橋本先生:ダイアモンドダイアログ「What kind of~?」

橋本先生と言えばこれ!というくらい、

一貫して取り組み続けていらっしゃるのがすばらしい。
「変化のある繰り返し」を、リズムを変えずに行って、生徒を巻き込んでいく。
コンテンツも前回より一目で分かるものが多く、
先進的な実践に取り組み続けて、徐々に自分のものにしていっている
研究姿勢は、学び続ける教師の鏡である。


5.杉田先生:模擬授業「風力発電」(理科)

TOSS授業技量検定(D表)や、エネルギー教育模擬授業など、
果敢に挑戦し続ける杉田先生。
いつも「もの」の準備がすごい杉田先生だが、
今回は、例会史上最大の「もの」を持参された。
風力発電の実験ができる、縦40cm、横1mほどもあるボードである。
授業はまだ発展途上だったが、
それでもとにかく手間暇惜しまず準備し、授業する杉田先生の姿に、いつも脱帽である。


6.木多良仁:学級通信「なんとかなる?」

公立入試まで半年を切り、私立入試までは4ヶ月となった。
そんな時期の中3へのメッセージを込めた通信。
自分の中学時代、授業中に印象に残って今でも忘れない先生の言葉
「なんとかならんぞ。」を中心に構成。
実際に生徒に配った場面を想定して、読み聞かせや指示を行った。


7.前波先生:模擬授業「英会話フラッシュカード」(英語)

TOSS授業技量検定初挑戦に向けた模擬授業。
うさぎさんとかめさんの対話で構成されたフラッシュカードである。
TOSS英会話の先駆者・井戸砂織先生の
フラッシュカード実演動画を見まくって練習したという修正追試。
安定した目線、流麗な発音、Mush1の輝く笑顔で繰り出される
フラッシュカード。これをさらに上達させるアドバイスが様々なされた。


終了後は懇親会。
本さんや、初参加の内平先生も参加してくださって、
楽しくさまざまに語り合いつつ、
前波先生の指導案や教え方セミナー石川中学会場についても扱って、
濃い懇親会となりました。


【第62回例会報告】2015年8月21日(金)

8月21日(金) 18:30~21:10
「ぎゃらりぃきのこ」2階

参加者6名:
稲井先生、杉田先生、竹内先生、萬澤先生、前波先生、木多良仁

1.稲井先生:模擬授業(国語)

詩『から』を使って、分析批評の「作者と話者」を扱いつつ、
考えを書く「型」も教える授業。
いつもながら、稲井先生は教態が安定されていて、
授業もリズムに淀みがなく、これまた安定していらっしゃる。
また、持ってきてくださった算数に関するレポートも肉厚。
勉強になる。


2.木多良仁:学級通信「夏休みが明けた君たちへ」

2学期初日を終えて、その次の日に出すつもりの通信を
あらかじめ書いておく。
未来日記のようなもので、2学期はじめの学級通信を準備するとともに、
学級初日の様子をイメージすることができる。


3.杉田先生:模擬授業

大変知的に盛り上がりそうな問題であったが、
出典はなんと、公務員試験対策の本からの、頭を使う問題。
親戚の子?に教えるために買い求めた本だという。
まさしく、教材発掘である。
他に、部活動通信なども提供してくださった。


4.竹内先生:学級通信、模擬授業

最近、手書きにしてみたという学級通信を検討。
放課後のボランティア活動から、
具体的に生徒の名前を挙げて記述されているのがすばらしい。
また、模擬授業で「運動会リーダーへの語り」を実演。
最近行ったという、「居酒屋てっぺん」大嶋啓介氏の
講演会で学んだことをさっそく取り入れての語り。
学びを取り入れ実践に移す姿勢がこれまたすばらしい。


5.萬澤先生:模擬授業(数学)

TOSS授業技量検定(E表)を受検される、ということで、
「三平方の定理」を題材に、サイトも作成しての模擬授業。
E表検定の3項目、
1)授業最初の作業指示 2)子どもの指名・対応 3)にこやかな表情
から、さまざまに意見交換がなされた。
それにしても萬澤先生にはいつも、しっかりした準備力と、
天性の明るいオーラがある。


6.前波先生:模擬授業(英語)

正進社から出ているフラッシュカードを用いての授業。
TOSS英語のフラッシュカードと言えば、井戸砂織先生。
その井戸先生のフラッシュカード実演動画を見まくって練習したという。
Mushでは最も若い前波先生だが、どんどん学んで力を付けている。
勢いがある。

 


終了後は、いつもと違って、
木多家御用達の「むつごろう」にて懇親会

竹内先生がご自宅が富山なのに参加してくださって、
楽しくさまざまに語り合いました。


【第59回例会報告】2015年5月22日(金)

【第59回例会】
5月22日(金)
 19:00~21:00 「ぎゃらりぃきのこ」
 2階「まっしゅルーム」 参加者4名 岸名先生、杉田先生、前波先生、木多良仁

1.木多良仁 1)模擬授業「学年集会での生徒指導」  PowerPointでコンテンツを作成し、3年生としての心構えを指導。  キーワードは「幼さを捨てる」    特に、  この行動はよいのかどうか判断するときの基準として提示した、  「同じことを生徒全員がやったらどうなるか?」について、  ご意見を多く頂いた。  「生徒全員が」ではなく、「大人が」「先生が」とする、とか、  「生徒○○が」と提示してあったのを、  「(    )が」というように文字数を限定せずに提示する、  などのご意見を頂いた。 2)学年生徒指導通信「卒業」1号、2号  上記1と関連して、学年全体への通信を発行し始めた。  学年全体への生徒指導は「学年集会で話すだけ」が多いが、  これでは定着を図るにはあまりにも心許ない。  そこで、新しい取り組みとして、今年、挑戦する。 2.岸名先生  模擬授業「国語総合」  岸名先生の勤務校では、公立学校では現在到底考えられないような  授業形式が行われているのを、ご紹介いただいた。    なんと、生徒全員に「iPad mini」が配布されている。  そして、兵庫県にある本校の先生の授業がライブ中継され、  iPadを用いて「双方向」の授業が行われているのである。  しかも、本校と金沢校の2校だけではない。  ライブで同時に、全国各地の教室で生徒が参加しているのだ。  こちら側で生徒がiPadに入力したものがすぐに、  画面の向こう側にも共有される。もちろんその逆もある。  また、向こう側には見えない「挙手」の代わりに、  iPadに選択を入力すると、即座に向こう側に集計が表示される。  その様子をMushで再現することはできないが、  授業でiPadとともに使用されたプリントを使って、  その様子を紹介しながら授業をしてくださった。  ICTによる衝撃の、最先端の、授業形式を知ることができた。 3.杉田先生 模擬授業 道徳「雨ニモマケズ」  理科教師でありながら、他教科の実践も取り入れて授業なさる  杉田先生。  今回は、「道徳の授業の初めに音読パーツを」という試みで、  TOSS中高国語によって作成された  「中高生のための暗唱詩文集」(東京教育技術研究所刊)  を用いた実践を模擬授業してくださった。    題材は、宮沢賢治「雨ニモマケズ」  暗唱詩文集から手入力でプリントを作成。  カタカナでしかも歴史的仮名遣いで書かれているものを、  ひらがなの現代仮名遣いに直したもの。  国語の授業と目的が違うので、このような配慮をされたのだろうが、  こういう手間もしっかりかけるところがさすがである。  追い読み、交替読み、タケノコ読み、指名なし音読、と、  まさしく「向山型国語」の実践。    そして、道徳授業の1パーツであることから、  「そういうもの、になりたいと思うところに線を引きなさい」など、  発問も用意されていた。  杉田先生のチャレンジ精神には、いつも脱帽だ。

4.全員 輪読『いじめの構造を破壊せよ』(向山洋一著)  p.116~131。  ここ数回の例会では行えていなかった輪読。  やはり、向山先生の文章は別格である。  輪読しながら、書き込みの線だらけになっていく。  p116からの「『仲間はずれ』の学級会の記録」。  子ども同士での学級会の企画・進行・展開が異次元。  こんなことが子どもだけでできてしまうことに驚愕。  言葉を失うほどのインパクトである。  また、p126からの、「授業がざわついていること」についての記述も、  まさしく私たちの日常の授業に直結する内容。  20年以上前に執筆なされた書籍だが、全く色あせることがない、  向山先生からの学びの宝庫である。

2015年4月17日(金) 第58回例会報告


4月17日(金) 19:30~21:30
「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

参加者7名
稲井先生、岸名先生、宮田先生、
杉田先生、前波先生、萬澤先生、木多良仁


1.稲井先生「算数授業映像」
遠方から、小学校教諭でいらっしゃる稲井先生が、2回目のご参加。
その熱意に心打たれるとともに、
通常、Mushでは得られない学びを、多々いただきました。

小5。10人学級で、ほとんど児童はお互い親戚同士。
前年度崩壊学級だったそうですが、
チャイムと同時にあいさつなしで百玉そろばんに突入。
児童は次々と席に着き、稲井先生の授業に巻き込まれていきました。

映像を題材に、様々に質疑や意見が交わされ、たいへん刺激ある学びとなりました。


2.岸名先生「第一学院便り」
勤務校で同僚が発行なさっている学校だよりを持ってきてくださいました。
カラー、A3両面刷り。
以前、Mush例会に参加なさったご同僚が、
杉田先生の学級通信に触発されて作られたとのこと。
より良いものとなるように、様々な意見交流がなされました。
例えば
「最初の一文、あるいは3行が勝負。一番言いたいことを持ってくる。」(杉田先生)


3.木多良仁 語り実演「『死ね』という言葉」
雑誌原稿の検討を兼ねて、実演も行いました。
軽々しく「死ね」という言葉を使う生徒に対して、
頭ごなしに叱るのではなく、どのような語りで心に落とすか。
私のひとつの考えを示しました。
原稿の改善案もいただきました。ありがとうございます。


4.杉田先生

 

・道徳模擬授業「動物園の動物は、幸せか不幸か。」
・木下晴弘「涙の数だけ大きくなれる!」より
石坂陽先生からの学びを用いて、意見文の書き方を生徒に指導し、
さらにそれを道徳授業に転用する。
いつものことながら、校種、教科の違いなど全く意に介さず、
学びをどんどん自分の実践に入れていく杉田先生。
学び続け、力を伸ばし続けるその姿に、いつも感銘を受けます。
今回は特に「動物園の…」という秀逸な論題が、頭をフル回転させてくれました。

・学級通信「陽」
4月15日時点ですでに11号!
所信表明全文や、写真を入れた記事、生徒をほめる記事、指導したことの文字化など、

通信も学びの宝庫です。



6.前波先生 模擬授業「フラッシュカード(英語)」
井戸砂織先生のフラッシュカードを用いて、
初任の一年目を終え二年目に入った前波さんが、
その成長ぶりをまざまざと見せてくれました。
リズムもテンポも表情も発声も、良い。上手い!


7.萬澤先生 学級通信「挑」
4月16日時点で12号!
先日の教え方セミナー石川中学会場で
素晴らしい講座を展開された萬澤先生の給食指導や、
日記、学級目標についての指導が見える通信。
写真のあるビジュアル、趣意説明がしっかりと示された内容など、
萬澤実践が伝わる、すばらしい学びの材料です。


2015年3月23日(月) 第57回例会報告

 

3月23日(月) 18:00~21:30

「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

 

参加者6名

岸名先生、前波先生、萬澤先生、杉田先生、宮田先生、木多良仁

 

1.前波彩 先生

「TOSS20代合宿課題レポート」

 

千葉県のTOSS合宿所まで、石川から単身参加するという、

熱い熱い前波先生。

参加者に課されたレポートを持ってきてくれました。

みなさんからいろいろと意見をもらって改善し、

このレポートを手に、日本の最前線に触れてきてほしいと思います。

 

 

2.萬澤隆貴 先生

教え方セミナー中学会場講座検討「給食指導」

 

これまですでに4,5回の検討を経ている萬澤先生。

昨年度は一参加者だった教え方セミナーに、

今回初めて講師として前に立つに当たって、

早くから準備を進めてこられました。

練り上げられて、たいへんすばらしい講座になっています。

頭が下がります。

 

 

3.杉田智史 先生

教え方セミナー中学会場講座検討「所信表明」

 

石坂先生や向山先生の指導・言葉を引用したり、

語りを実演したり、

杉田先生のこれまでの学びの蓄積が表れている講座です。

この検討を経てさらに磨き上げられてくるでしょう。

 

 

4.木多良仁

教え方セミナー中学会場講座検討「授業の始まりを安定させる」

 

PowerPointも、発問や指示も、一通り流すことはできるが、

まだまだ改善の余地有り。

今週末の講座に向けて、毎日作り続けます。


2015年1月16日(金) 第55回例会報告

参加者4名
杉田智史先生
前波彩先生
宮田菜央先生
木多良仁 ☆以下は、
行われた内容とひと言コメントです。


1.木多良仁
1)学級通信「挑」 99号と100号
  冬休みに入る前と冬休み明けで、通信の内容を対応させる。
2)模擬授業「日本人のモラルとマナー」
  TOSS次世代代表、長野県の小嶋悠紀先生の授業を追試した。
 が、途中でPowerPointが不具合を起こし、後は授業の紹介になってしまった。
 このようなことが無いように準備するのも授業の力である。

2.杉田智史先生
1)学級通信「道」 120号に達している。杉田先生のすばらしい継続の力。
2)模擬授業 理科
 輪ゴムを一人一本配るだけで、さまざまに展開するとても良い授業だった。
 簡単でエラーレスな準備と操作。興味を引く展開。
 杉田先生のオリジナルの授業であるという。これはヒット作だと感じた。
3)模擬授業 五色百人一首

3.宮田菜央先生  絵本「ことばのかたち」
 授業中などに、心ない言葉を使う生徒たちを何とかしたいと考えた宮田先生が、
 授業化したいと考えている絵本。
 どう授業化するか、というアイデアを出し合った。
 また、どう朗読するかを考えるため、
 見開き2ページのみを使って4人それぞれがその場で瞬間模擬授業を行った。

4.前波彩先生 
1)英単語フラッシュカード
2)「読みトレ」
 数時間に1回ほどのペースで行っている、初見で英文を読む力を高める教材。
 これを授業でどのように扱うか、アイデアを出し合った。

5.全員 輪読「いじめの構造を破壊せよ」(向山洋一)  時間が少なく、数ページだったが、やはり向山先生のご著書は、
 いつもながらあれこれと気づかされ、考えさせられる。

2014年12月19日(金) 第55回例会報告

TOSSには、「TOSS−SNS」という、会員制のSNSがあります。

有料ですが、教師人生を送っていくにあたって、極めて有効な利点がいくつもある、
情報ネットワークです。

その「TOSS−SNS」には、ダイアリー(日記)をアップすることができるのですが、
一昨日の例会について、以下のようにアップしました。
ご紹介します。(抜粋)

=====================
前回、先月の例会で4周年を迎えた、石川の中学サークル「Mush」。
前回は参加者8名。今回は若干減ったが、それでも6名。
この師走の慌ただしいときに、ありがたいことです。


参加者5名
杉田智史先生、大内正義先生、前波彩先生、宮田菜央先生、木多良仁


1.全員 輪読「いじめの構造を破壊せよ」(向山洋一)
p97~109

中学教師は授業がへったくそ。
向山先生がこのことにふれておられる部分が出てきた。

あらためて読んでみて、1991年に記されたこのご著書から、
二十年以上を経ても変わっていないことを痛感させられた。

それは、

「授業が下手だから授業が荒れ、学校が荒れる。」

という考え方である。

向山先生のご著書は、一部を読んだだけでも、
このようにあれこれと気づかされ、考えさせられる。
サークルでの輪読。これからも続けていく。


☆以下は、この他に行われた内容と、私のひと言コメントです。

1.杉田智史先生

1)「学級レポート」
 学級のリーダーに、クラスについて考えさせ、動くようにさせることができるシート。
目標を立て、そのための方策を考えさせるなど、リーダーを育てるに大変有効なシステムだ。 2)学級通信「道」  111号「与えたものが返ってくる」 2.大内正義先生  人とのコミュニケーションを学ぶ授業  「わかりやすい『伝え方』を学ぼう」    県教育センターで教師向けに行われたプロのアナウンサーの講座を受け、
生徒向けに作り直し、コンテンツまで作成した授業。  国語科のみならず、生徒にぜひ付けたい力を扱っており、とても興味深い授業であった。
私も追試したい。 3.私・木多良仁 学級通信から授業へ。授業から通信へ。 道徳「すきやばし次郎・小野二郎氏に学ぶ」  生徒が日記に書いてきたことを通信に載せ、それを受ける形で、道徳授業を行った。  安倍総理がオバマ大統領を連れて行ったことでも有名になった、
ミシュランガイド三つ星の寿司店「すきやばし次郎」の小野二郎氏の半生から
「充実した生き方」について考えさせる授業である。キャリア教育の側面もある。

2014年11月21日(金) 第53回例会報告

参加者7名:
岸名玲叔奈先生、杉田智史先生、萬澤隆貴先生、
宮田菜央先生、前波彩先生、古野貴大先生、木多良仁

前回は久しぶりに少人数で、コアに例会をやりましたが、
この11月で4周年、という記念すべき例会、
私以外に、6名もの方々が集まって下さいました。
感謝です。ありがとうございます。

☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。

1.杉田智史先生

1)学級通信「道」94~97号
まもなく100号!
杉田先生が、学級の生徒の様子をよく観察して、
良い行動を見つけ、描写し、ほめている記事が多い。
そしていつもながら、杉田先生の熱いメッセージがぶれることなく貫かれている。
このような通信を毎日のように発行し、
反復連打、積み重ねていくことで、確実に学級は、
生徒たちは少しずつ変容してゆくのだと思う。 2)D表検定授業再現「効率の良い勉強法」 先日、TOSS技量検定を受検し、見事昇級なさった授業。 杉田先生は、これまでも、 様々なテーマで多くの授業を作ってこられた。 まず、その努力がすばらしいと思う。 並の教師にできることではない。 また、この授業は、受検を見ていた方から、 「今回の検定の中で一番楽しい授業だった」と聞いていた。 その通り、最後にちゃんとオチがつく、 今までの杉田先生とまたひと味違う授業であった。 自分に厳しい教師修業を課し、着実に腕を上げてゆかれる 杉田先生は、素晴らしいと思う。 2.岸名玲叔奈先生 ネットトラブルに関して 毎回、例会に一番乗りしてくださる岸名先生。 そして、必ず何らかの資料をお持ち下さる。 そして参加者に配布して下さる。 ありがたい。 今回は、ネットトラブルに関する資料(パンフレットや新聞記事) をいただいた。 学校でも年度当初に配布され、私も見た覚えはあるが、 今、どこにしまい込んであるものやら。 それを岸名先生に提示していただくことで、埋もれさせずにまた、活用の道も開ける。 感謝である。 また、スマホ・ネットトラブルの講習会の企画も進めていらっしゃる。 すばらしい動きだと思う。 3.木多良仁 1)学級通信「挑」84号 例会から土日を挟んで週明けに配布する予定の通信を持参した。 特に目立った記事はなく、生徒の日記とそれに対する私のコメント、 そして、他の書籍からの引用文章で成り立っている。 この引用文章というのは、生き方や考え方の学びとなるものを、 私がセレクトして掲載しているのだが、 そのストックの仕方、利用の仕方を併せて紹介した。 2)模擬授業 国語3年 和歌 万葉集に収録されている、額田王の歌、 「君待つと 我が恋ひ居れば 我が屋戸のすだれ動かし秋の風吹く」の授業。  TOSS中学国語に先行実践があるものを、 修正追試した。  中心発問は 「二人の仲は、うまくいっているか・いないか。」  であった。 3)本の紹介  杉良太郎著「媚びない力」 TOSS代表・向山洋一先生のご紹介で、私も読んでみた。 あの有名な時代劇俳優・杉良太郎さんが自分の人生を語った書 である。 自分、こんなぬるい生き方してちゃいかんなあ、と生き方を考えさせられる書です。 4.輪読 向山洋一著「いじめの構造を破壊せよ」 今回は時間が多めに余ったので、史上最長(おそらく)の、約20ページ、進行した。 たまたま、中学校でのいじめが実例として示された部分だったので、 身につまされる思いであった。 そしていつもながら、線を引くところだらけ。 教師としての姿勢を正される。貴重な学びである。

2014年9月26日(金) 第51回例会報告

19:00~21:00
「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

参加者7名:
杉田智史先生、土田友信先生、萬澤隆貴先生、
古野貴大先生(初)、神野高宏先生、岸名玲叔奈先生、木多良仁

ここ4回の例会は、すべて参加者が5名を超え、
しかもお初の方がいらっしゃいます。
感謝です。ありがとうございます。


☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。

1.杉田智史先生
1)模擬授業:フラッシュカード(正進社 社会・年号)
 最近では、理科教師だということを忘れてしまうほど、
 他教科の模擬授業を積極的になさる杉田先生。
 今日は社会のフラッシュカード。
 谷和樹先生のユースウェア映像を見て研究して持ってこられた。

2)学級通信「道」
 この日ですでに69号発行なさっている杉田先生。
 後期学級役員決めのエピソードの号を紹介なさった。
 「立候補ジャンケン」制の思想と実際について学ぶことができた。

 
2.萬澤隆貴先生
・模擬授業:一次関数
 自作の「一次関数フラッシュカード」から入り、
 8月の中学JAPANセミナーの星野優子先生の模擬授業を追試した授業。
 フラッシュカードだけでなく、方眼ノート、マグネットプレート、黒板用グラ
フ用紙シートなど、準備からして気合が入っている。
 今やすっかりMush主力メンバーの一人となった萬澤先生。
 今回も、場を巻き込む笑顔とテンションで模擬授業をされた。
 
3.木多良仁
1)模擬授業;親守詩を作ろう
 来月、石川県で初の親守詩県大会が開かれる。
 今、作品を募集している時期。
 生徒に親守詩を作らせるための、PowerPointコンテンツを用いた授業。
 実際に生徒に行ったばかりの授業を再現した。
 このコンテンツを用いて、杉田先生、萬澤先生も授業をなさる予定だという。
 県大会への中学生作品の出品につながるといい。

2)TOSS悠 訪問報告
 北陸の大先輩中学サークル、
 福井のTOSS悠の例会に参加してきたことを報告した。
 代表の高橋正和先生がお土産にと下さった貴重な冊子を、
 参加者で分け合った。


4.輪読「いじめの構造を破壊せよ」(向山洋一著・明治図書)
 p53~60 一人1ページずつリレー音読。
 最後切りのいいところまでは一人1文ずつでリレー。 

5.岸名玲叔奈先生
・本の紹介 堀川一晃「だから、何事もうまくいく ラクラク実践法」
 学校で指導に使っている本の紹介。
 紹介だけでなく、本そのものも参加者全員いただきました。
 ありがとうございます。

2014年8月25日(月) 第50回例会報告

18:00~20:00

「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

 

参加者9名:

岸名先生、稲井先生(初)、神野先生、杉田先生、橋本先生、

橋爪先生、萬澤先生、西川先生(初)、木多良仁

 

前々回、前回に続いて今回も、初参加の方がお二人!

3ヶ月連続お初の方がいらっしゃるなんて、無上の喜びです。

 

☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。

 

1.岸名先生

1)資料:ウィンターサバイバル

 前回同様、すぐに使えるグループエンカウンターの資料。

 やってみて良かったものを持ってきてくださる岸名先生。

 質の良い授業のネタが手に入るのもサークルの利点です。

2)資料:プロフィール

 自己紹介用のプリント。ナンバリングをするとよいという改善案が出された。

 岸名先生自身のプロフィールを例示として作ってあったが、

その内容がいろいろと驚き。

 

 

2.稲井先生

・模擬授業:『中学生のための暗唱詩文集』より「月の異名」「竹」

 能美市からはるばるご参加。ありがとうございます!

 しかも、小学校の先生なのに、「中学生のための暗唱詩文集」を

準備なさり、しかも丁寧な指導案も作っていらっしゃいました。

 驚きとともに、頭が下がります。

 さらに、模擬授業もリズムや発声、目線、指示、評価(ほめる)など

高い技量をお持ちで、たいへん勉強になる模擬授業でした。

 Mushに刺激を与えてくださいました。ありがとうございます。

 

 

3.木多良仁

・模擬授業:長谷川博之実践・中学国語「夏の葬列」

 『向山型国語教え方教室』誌最新号に掲載されている実践。

 さらに「TOSS動画ランド」の最新コンテンツ「向山型国語入門講座」

にも収録されています。これら両方から、長谷川氏の指示や発問、対応を

採録し、追試しました。

 半分以下に時間を圧縮したため、うまくいかない部分も多かったですが、

それ以前に、長谷川氏と同じように指示発問することができないのです。

有段者の授業はそっくりまねするだけでもいかに難しいかを実感。

良い修業になります。

 

 

4.神野先生

・企画書:「長谷川×石坂セミナーin石川」「教員採用試験対策in石川」

 どちらも大変価値の高い企画。

 早くも詳細にさまざまに考えをめぐらせた企画書、すばらしいです。

 このスピード感が、さすが神野先生です。

 企画の出発点となる「目的」などに意見が出されました。

 今後どんどん練られていくことでしょう。

 

 

5.杉田先生 

1)レポート「2学期開始に向けて」

 具体的に8つの項目を挙げて書かれていました。

 このように「文書化」してくるということがまずすばらしいです。

2)『話す聞くスキル』より「ためになることわざ」

 理科教師の杉田先生ですが、もはやそんじょそこらの国語教師より

音読指導は上手ではないかと思われます。このように挑戦される姿勢が

杉田先生の強みです。しかも今回は「対決」において新パターンを

示されていました。つねに工夫を加えていらっしゃいます。

3)部活動通信「スマッシュ」

 

 

6.橋本先生

・模擬授業:DVD(映画)を用いた指導

 映画「あなたに降る夢(It could happen to you)」の一場面を用い、

“Why not”の意味を考えさせるという試みでした。

 映像の威力はやはり強く、興味を引かれます。このような教材発掘、

そして授業化の試み。オリジナルな授業作りへの意欲をかき立てられました。

 

 

7.輪読:向山洋一先生『いじめの構造を破壊せよ』

 一人1ページずつリレー音読 p43~52

 

8.西川先生

・本の紹介:堀川一晃著「プラスサイクル思考法」

 

終了後は「50回記念」懇親会で楽しく語りました。


2014年7月28日(月) 第49回例会報告

18:00~20:00「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

参加者6名:岸名玲叔奈先生(初)、宮田菜央先生(初)、
杉田智史先生、萬澤隆貴先生、前波彩先生、木多良仁

前回に続いて今回も、初参加の方がお二人も!うれしい限りです。

☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。
(注:短いコメントなので、内容のごく一部にしか触れられていません。)

1.杉田先生
1)資料:TOSS-SNSでの発信から
保護者懇談で出た話や保護者からの反応、
そして1学期最後の学級通信を組み合わせたレポート。
確実に、子どもの事実、保護者の事実を生み出している。
向山洋一先生からコメントも入っていた!

2)D表検定授業から:「世界農業遺産」
先日、D表検定で見事昇級した授業を、5分に制限せずに行ってくれた。
北陸中央事務局検定だったことから、佐渡と能登から入る、
という周到な組み立てに脱帽!
よくよく調べて作ったことが分かる授業であった。

2.岸名先生  資料:「砂漠生き残り大作戦」
例会初参加にして、資料を持ってきていらっしゃるところが、
やはりすばらしいです。
構成的グループエンカウンターに見られるような、
即、授業で使える題材であった。ありがたいです!

3.宮田先生 模擬授業(初):中2国語「ことばの単位」
模擬授業初挑戦!!
プリントも自作してこられた。この心意気、すばらしいです。
様々に良くなる点はもちろんあるものの、
彼女の安定感ある立ち姿は完全に身についている「技能」。
とにかく体の芯がぶれない。極めて基本的なことでありながら難しいもの。
それができている!

4.木多良仁
1)模擬授業 「熟字訓」
言語の学習の一部を取り出した。
教科書を例示に使い、あとは先生問題を出題した。
答えさせ方に一工夫。「書けた人は立ちなさい」。どんどん立っていく。
一定のところで全員で答えを言う。
というクイズ形式にすることで、熱中度を上げる。

2)資料:向山先生の雑誌論文
「ライブで学ぶこと」…初任者へのアドバイスからライブで学ぶことの意味へ。

5.萬澤先生 模擬授業:数学フラッシュカード「ルート」
自作だがとてもキレイな仕上がりのフラッシュカード。
SUNRISE例会でもやったそうだが、そのときの学びを元に、
改良してきたという。なんという向上心!

6.前波先生 模擬授業(初):英単語フラッシュカード
模擬授業初挑戦!! 普段授業で使っているフラッシュカード。
持ち方、めくり方など、
さまざまな改善策をどんどん取り入れて良くなっていく。
これからもっともっと腕を上げていくことでしょう!

7.輪読:向山洋一先生『いじめの構造を破壊せよ』
一人1ページずつリレー音読 p31~42


2014年4月28日(月) 第46回例会報告


いつもの「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」
 
参加者4名:萬澤隆貴先生、杉田智史先生、橋本正憲先生、木多良仁
 
☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。
 (注:短いコメントなので、内容のごく一部にしか触れられていません。)


1.木多良仁
 
(1)学級通信「挑」 
  TOSS中学代表・長谷川博之氏の学級通信集を入手し、それを追試していく思いを込めて、
 通信の題名も追試。4号分。内容は主に年度当初の学級指導に関すること。
 
(2)「4月12日(土)伴一孝セミナーin名古屋」レポート
  私がこのセミナーの肝と感じたことについて話した。
  また、伴先生の国語授業「やさしいたんぽぽ」を模擬授業(追試)した。
 
 
2.杉田智史先生
 
(1)学級通信「道」1~16号
 すでに16号発行しているというハイペースであるとともに、内容も厚い(熱い)!
 長谷川実践を全力で追い、書籍やセミナー、サークルでの学びを精力的に積み重ねてきた
杉田先生の力量の高まりが表れたすばらしい通信である。
 
(2)模擬授業 道徳「ツイてる!(斎藤一人)」
 斎藤一人著「ツイてる!」を教材にして組み立てた道徳授業。
 斎藤氏の語り口は非常におもしろく、かつ人生に生きる教えに満ちているが、
心理学でいう「リフレーミング」など、科学的な土台に基づいている。
 生徒により良い価値観・見方・考え方を教えるためにたいへん有効な教材となる。
 そのような授業を年度当初の忙しい時期に実践する。杉田先生の力量をここにも感じる。
 

3.橋本正憲先生
 
(1)生徒の実物ノート「miki notebook(ミキノート)」
  英語科で取り組んでいるという、自習用ノート。
  橋本先生はコメント(直接書き込みや、ピンク色のふせんに赤い文字。)を
 つけていらっしゃる。大変な労力である。
 
(2)模擬授業 英語フラッシュカード
  既存の教材から改良して自作したカードによる実験的な授業。改善策を出し合った。


4.本の紹介
 
(1)木多良仁
 「中学生に教えたい道徳授業 第三弾」(山梨県の渡辺大祐先生の出版)
  木多がライターの一人であるため、無料でいただいた数冊の中から、萬澤先生、杉田先生に贈呈。
 
(2)杉田先生
  池谷裕二「受験脳の作り方」   斎藤一人「ツイてる!」
 

2014年3月24日(月) 第45回例会報告

3/24(月)19:30~21:40

いつもの「ぎゃらりぃきのこ」2階「まっしゅルーム」

参加者名:杉田先生、神野先生、大内先生、石坂先生、
     橋本先生、木多良仁 他4名 (計10名) なんと!今回は10名という、Mush史上最高人数になりました。 ありがとうございます。 とはいえ今回は、石川のTOSS史上初、教え方セミナー中学会場のため、 講座検討のみの例会となりました。 特殊な例会で、持ち帰れる資料もなく、 初参加の方には申し訳なかったのですが、 まっしゅルームの収容人数ほぼ限界といううれしい事態でした。 ありがとうございました。 ☆以下は、行われた内容と、私のひとことコメントです。  (注:私の視点からのみの短いコメントなので、   内容のごく一部にしか触れられていません。) 1.自己紹介  初参加の先生のために。  初参加の方が順々にいらしゃったため、随時自己紹介を行った。   2.講座検討 「発達障がいを理解する」  (神野高宏先生)  講座の始まりをどうするか、参加者への発問の文言をどうするか、など。    3.講座検討 (木多良仁)  「道徳授業は○○指導と考える」   紹介する道徳授業「左手一本のシュート」の模擬授業を行い、 検討をいただいた。  「教育トークライン紹介」   コンテンツを使ってのトークライン紹介。   元実践の作者・石坂陽先生を中心に、検討をいただいた。 4.講座検討(杉田智史先生)   「再建の三大原理」   「中学教師が心がけるべき日常指導」   発問の文言を吟味すること、10ある内容を3に絞り込むなど。   内容を盛り込みすぎで、絞り込む、という段階にすでに入っている。   着実に進化させたものを持ってくる杉田先生はすばらしい。  21:40で例会を締め、  そのあとコアなメンバーで検討を続けました。  教え方セミナー中学会場への講座準備はまだ不十分です。  (私が一番不十分です)  明日以降も集まったり見てもらったりして、作成、練習を続けます。